不思議な出来事
お彼岸で、亡き父のことを書いたので、思い出したことがあります。
不思議な出来事でした。
2015年、母がその年の夏に亡くなりました。
母の介護があり、ずっと父の命日の9日23日に、お墓参りができませんでした。
その年は、久しぶりで、父の命日にお墓参りをしようと、夫、息子と共に出かけました。
墓前に立つと、私は、強く、父の気配を感じました。お墓の左側に。
父は、とても上機嫌です。
よくよく、その気配を感じとると、父の後ろに母が穏やかに笑っていました。
痩せた母ではなく、ふっくらしていた頃の母。
何も見えないし、何も聞こえないんです。
でも、くっきりと気配が感じとれるのです。
怖さは全くありませんでした。
それより、ちょっと嬉しい気持ちでした。
あぁ、母は、父と会えたのだと安心しました。
夫や息子は、その気配は、感じないとのことでした。
そのうち、母の気配は、薄れていきましたが、上機嫌な父の気配は、帰りの車の中でも感じていました(お調子者の父らしい)。
やがて、車はレストランに着き、父の気配をレストランの玄関までは、感じることができました。ですが、その後少しずつ、父は雑踏に紛れ消えてしまいました。
私は、父を感じることができなくなり、寂しい気持ちになりましたが、澄んだような和やかな気持ちは、しばらく続きました。
霊感など全くない私ですが、ほんとうに不思議な体験でした。(母の介護を終えたばかりで疲れていたのかしらね…?それにしても不思議)
きっと、父と母は、あちらでの無事を私に知らせたかったのだと思います。