日々のひとこと日記

60代主婦。日々の思いを綴っていきます。

8月15日、終戦記念日。

私の父は、満州に出兵していて、そこで終戦を迎えたそうです。


父は、戦争の話は、あまりしませんでした。


父には、耳の裏に銃で撃たれた傷痕があり、治りが悪く、始終じゅくじゅくしていたようです。


この傷のためなのだと思いますが、父には、軍事恩給がいくらかもらっていたようです。


父は、満州からの引き揚げで、厳しい暑さのなか、日本に帰るべく来る日も来る日歩いたそうです。


部隊での移動では、暗黙の決めごとがあり、引き揚げの過酷な移動で『途中倒れた者があっても置いていく』ということだったそうです。


倒れた人は、助かる見込みは、おそらくないし、関わると、次は、その人が共倒れになるからです。


過酷な日々のなか、帰路の途中で何人もの人を見送ったそうです。


父世代は、もちろんですが、戦争を知らない私達でさえも、様々な話しを伝え聞き、戦争によって傷ついていると思います。


戦争は、絶対にしてはならないです。


争わずとも、人は生きていけるのだから。