夫の通院日に付き添う
2023年3月14日(火曜日)
晴れ。肌寒い。
今日は、夫の3ヶ月に一度の通院の日。
私は、出来るだけ付き添うようにしている。
診察の様子を夫と共有したいからだ。
2年少し前に、夫は、救急車でこの大きな病院に運ばれた。
救急車を呼んだのは、出勤前の私。
コロナ真っ盛りの頃で、救急の受診は難しいと言われていた。
だが、奇跡的に病院は受診を受けてくれたのだ。
病院に着いて、職員の方から、昨日までは何人も受診をお断りしていたと告げられた。
不幸中にも幸いがあることに心底感謝した。
すぐに、検査と治療が始まった。
緊急性が高かったのと、コロナ感染予防のため、夫とは、診察室で3分くらいしか会えなかった。
不安そうで、つらそうな夫へ「大丈夫だからね!」と、声をかけた。
それと、夫が付けていた結婚指輪を預かった。
指輪は私の中指に付けた。
私へのお守りみたいに思えた。
やがて、息子がかけつけ、娘夫婦も車を飛ばしてやってきてくれた。
順調に治療が終わって、夫は一命をとりとめた。
心配してくれた、娘、息子も、夜になり一旦それぞれの家に帰っていった。
私は、ようやく、バッグに、朝作ったお弁当があることに気がついて少し食べた。
その日は、一睡も出来ずに朝を迎えた。
翌日、必要なものを病院に届けた帰りに、急に泣けてきた。
突然のことに驚いたのと、夫の容態への不安、夫のことをもっと大事に出来たのではないかという悔いるような気持ちがあった。
3年前の大晦日の出来事である。
人生、いつ何が起こるかわからない。は、本当のことだ。
だから、1日1日を大切に生きていこうと強く思ったのだった。