日々のひとこと日記

60代主婦。日々の思いを綴っていきます。

母のこと②

母が、認知症と診断される前に、物忘れが増えたり、ちょっとしたやり取りに、激しく怒ったり、やたら、寝言が増えたり…。

なんだか、変だな。

いつもと違う感じがありました。


決定的となったは、ある朝、私に

「あなた、誰?」と、真顔で尋ねたこと。

私は、この時以降、私と母のこれからをみた思いがしました。


母は、レビー正体型認知症と診断されました。

症状は、激しく、思いきり家族を罵倒したり、大変なことが起きると言い出し、大騒ぎをしたり…。穏やかで、優しい母は、一変してしまいました。

すごく、たまに、まともな母になっていることもあり、そんな時は、『自分が、変になってしまい恐ろしい。ごめんね』と、泣いていました。

母は、自分が失われていくことを自覚しているようでした。

母は、どんなにか、不安で恐怖を感じていたことでしょう!

それを思うと、母が可哀想で、いたたまれない気持ちになりました。


訳もわからない、母の罵りに、傷つき混乱もしましたが、それよりも、こんなふうに、生きながら母と別れていくことが、あまりに哀しく、お風呂のときは、よく声を出して泣いていました。


当時、夫は働きざかり、娘は高校生、息子は中学生。私にも、長年勤めている仕事がありました。

そこにきての、母の認知症です。

私は、どうしたらよいのか途方にくれました。


*また、続きを書きますね