何気なく思ったこと
今日は、ふと思ったことがある。
私が知る限りの現代は、住まいに関して
核家族や、単身暮らしが主流なのだと思う。
私自身も、親や結婚した子供たちとの同居は
考えたことがなかった。
世代が違うと
暮らし方も違うし
家族間の煩わしさもないから
何かと核家族や単身の方が楽。
とそう思ってきたし、今もそう思ってるところもある。
でも、私は、結婚して6年後
子供が二人となったとき
家を購入するとき
自分たち家族と母親のこれからを考え
同居に踏み切った。
結果、とても良かったと思っている。
家族のイベントは、いつもワイワイと賑やかだったし。
母と台所に立つのも、ちょっと楽しかった。
何より、共働きの私たちを、母は、あれこれ惜しみ無く手伝ってくれたし
しんどい時もあったのでだろうけど
母の、生きる張り合いにもなっていたはずだ。
家族の体調不良時は、お互いにすぐに助け合えたし
私が、子供を叱れば、母は、私と子供たちの緩衝材になってくれたりした。
子供たちも、自然に、世代の違いを感じながら、それを、普通のこととして生活してきた。
特に、母が晩年、認知症になって
介護が始まり
人が老いること
それを家族で世話していくことを
つぶさに見てきたと思う。
もちろん、彼らなりに介護にも参加しながら。
若く感じやすい年代だった彼らが
それらを経験したことは
これからを生きていくうえで
何ものにも代え難いものになったのではないだろか。
一概に言えないし、簡単なことではないのもわかっているが
もしも、広さのある住居があり
皆で協力しあって生きていこうという
そういう気持ちがあるならば
時に、喧嘩をしたり、ストレスを感じたりもするけれど
各世代での同居は、それを上回る良いこともたくさんあると思うのだ。