日々のひとこと日記

60代主婦。日々の思いを綴っていきます。

映画 : 『正欲』を観ました

新垣結衣、磯村勇斗、稲垣吾郎らが出演。


社会的にマイノリティと言われる人の生きにくさを描いています。


いつもは、可愛くて優等生役の新垣結衣さんも、生きにくさを抱えたひとりとして登場しています。


正欲、ここ(この映画)では、社会的にいわゆる、普通に生きていくということなのかなと思いました。


ごく自然に、認めてあって暮らしていくということでしょうか。


誰に迷惑を、かけるというのでもないのに、少数派として、それ(マイノリティ)をひた隠しにして、懸命に生きている人たちがいるということ。


何気ななく、私たちがよく口にする、『普通』が、ひどく人を傷つけることがあるのだということ。


きっと誰にも、胸のうちにある(生きにくさまではいかなくても)小さなマイノリティのようなものってあるのではないでしょうか。


映画に出ている人物は、マイノリティといわれる部分が自身の大部分を占めていて、それを誰にも理解してもらえないのは、非常に孤独なこと。

毎日が、生きにくさでいっぱいなのです。


いろいろな人がいるということ。

マイノリティと言われる人も、犯罪や人への迷惑行為は、いけないけれど、そうでなければ、たいがいの人は、真面目に一生懸命生きているのです。


すぐに狭い心になってしまいがちな私ですが、お互いに、寛容な気持ちを持ち合いたいものだと思いました。


新垣結衣さん、磯村勇斗さん、お二人とも、孤独な世界をよく演じられていました。

稲垣吾郎さんも、頑なな普通さ(度を越せばある意味これもマイノリティとも言える?)を熱演されていました。