本『55歳からのハローライフ』
本棚を整理していて、何げなく手にした本。
村上 龍さんの『55歳のハローライフ』
平成26年発行とのこと。
本を購入した当時は、私も50代。
NHKでドラマ化され、原田美枝子さんやリリー・フランキーさんが、出演していたと思います。
パラパラめくるだけのつもりが、しっかり読んでしまいました。
5編からなるお話しで、おおよそ50代の人達が主人公です。皆さん、それぞれに悩みをかかえて毎日を生きている。
今、60歳代の私からみると、本の内容は、50代だからこその悩みだったのねー。とか。
60代のようには、わりきれないもんね。とか。
そこが、今(60代)とは違う、50歳代なりの若さ故の悩みのような気がしました。
ちょっとだけ、本のお話しに触れると、ある女性が夫と別れ、新しい出会いを求めて結婚相談所へ。
相手への要望を、あれこれ書きます。
年齢、学歴、年収…。
そして、何度か質問されるのです。
「これからの人生をどう生きていきたいのか」結局、そこなんですよ。と、相談員から言われる。自分の気持ちと向き合う主人公は、少しずつ自分を見いだしていく…。
「これからの人生をどう生きていきたいのか」
この、言葉が、本の内容は、さておき、今の自分にも、ずいぶんと刺さりました。
年代を超え、常に人生のテーマですものね。
どう生きていきたいのか。
う~ん。考えてみます。