日々のひとこと日記

60代主婦。日々の思いを綴っていきます。

映画:カラオケ行こ!

映画を観てきた。


なんとなく、おもしろそうと思って。


笑ったり、目頭が熱くなったり…。


カラオケ行こ!という題名の映画。


原作は、漫画とのこと。




お話しは、訳あってヤ○ザのキョウジが中学3年生の合唱部部長のサトミ(男子です)に歌を教えてもらう。という内容。


キョウジ役の綾野剛が、いい味を出してた。


黒いスーツがよく似合うし、それらしい雰囲気を充分に出している。


相反して

サトミへの誠実さや優しさが、素朴でいい感じ。


一方

サトミのその年代にしかない、思春期の複雑な胸中も全面に描写され、その純粋さに、時折、胸がキュンとなったりもした。


出会いと葛藤と、押さえがたい気持ち、折り合いのつかない毎日、等々・・・。


この時期の記憶や体験は、一生モノかもしれない。


映画の二人は、友達というのとも違うのだけど、というか人との関係の呼び名は、なんでもいいのだ。


人との、深いところでの、心からの関わりや繋がり。


そういうものを体験できることが、かけがえのないことのように思えた。


まぁ。あり得ないようなお話しではあるけれど、心の動きということでは、劇中のそこここで、観客自身の気持ちが重なり合うところがたくさんあると思う。


たぶん誰にもある、語る程ではないけれど、今まで生きてきた人生のエピソードとか。


過ぎていく時間、切ない思い、大切な思い、本気で他の人を心配する気持ち、何故かわからないけれど惹かれていく気持ち。


日々の暮らしややらなければならないことや、進むべき道、自分を愛してくれる人たち。


青春の一時期の凝縮された、振り返れば一瞬のことがとても眩しい。


そんなことを、思わせてくれだ映画だった。


それと。


YOSHIKIの『紅』が、何度も流れ、グッときた。