日々のひとこと日記

60代主婦。日々の思いを綴っていきます。

映画 : 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』を見ました。

先日、NHKのBSで映画『東京タワーオカンとボクと、時々、オトン』を見ました。


東京タワー。いいですね。

今回の映画の、立派な登場人物です。

夜は、特に素敵です。

雰囲気があって、ノスタルジックで、思わず人生のあれこれに思いを馳せてしまいます。


原作は、リリー・フランキーさんの自伝的小説。


母親役に、樹木希林。

息子に、オダギリジョー。


二人の掛け合いが、いいのです。

セリフがないところも良かった。


横断歩道を息子が母の手を引いて渡るところとか。


真面目には、程遠い息子だけど、性根が腐ってる訳ではなく、彼なりに家族を愛してはいる。


息子を大事に思う母。

母は、息子のために懸命に働く。


母の病を期に、仕事に力を入れる息子。

仕事も軌道に乗り、遠い郷里から母を呼び寄せ二人で暮らす。


母は、大喜びで上京。

毎日を楽しく暮らしていたが、母の病状は悪化していく。


オダギリジョーのテキトーさと独特な脱力感、腐らない優しさが、よく演じられていました。


樹木希林さんは、言うに及ばずです。


若い頃の母として、内田や也哉子さんが好演しているのも見どころです。

さすが、親子です。

違和感がありませんでした。


子供の心根は、育てたように育つ。

という感じがしました。


子供は、子供のうちに、しっかりとそれ(愛)を受け取っていく。


そんなふうに思いました。


子育ては、完璧でなくていい。

親は、しっかり生きて、しっかり愛そう。


すごく、伝わってきました!


いい映画でした。