日々のひとこと日記

60代主婦。日々の思いを綴っていきます。

本『もう別れてもいいですか』

谷垣美雨さんの『もう別れてもいいですか』を読みました。

何かと話題作が多い作家ですね。


58歳の女性が、今までの結婚生活を振り返り、これからの人生を思い、離婚を決意していくお話しです。


離婚の理由は、暴力、浮気という、表だったことばかりではないですものね。

いろいろなことが重なって

もう、『その人と一緒にいたくない』のが、理由なんですよ。

これ以上、立派な理由はないと思います。


でも、様々なしがらみ?で、我慢してる妻たちも多いのでしょうね。


すごい個人的にですけれど、私は、堪え性がないから、本に出てくるような夫だったら

絶対、無理だわー。

仕事をする理由

仕事をする理由。

それは、生活を支えるためが大部分なのだと思う。自身を支えるためという人もいるだろう。


60歳を過ぎてのその理由は、多彩だと思う。

仕事が好きだから。

元気なうちは働きたいから。

誰かの役にたっていたいから。

経済的にとても必要だから。

老後のために貯金したいから。

もてあます時間があるから。

独り暮らしで、誰とも関わりがないから。

元気な自分でいたいから。


と、きっと、いろんな理由で仕事をしているのだろう。


60歳を過ぎて働き続けるとき、ささやかでもいいのだけれど、それなりに「働こう、働きたい、働かなければ」という動機が必要な気がする。

退職を決めた頃の気持ち

退職を決めた頃の気持ちが、スマホに走り書きされていた。

悩んでいたのよね。あの頃。


65歳の定年まで、あと少し、とか。

私が辞めたら、仕事が忙しくなり、皆に迷惑かけるよね、とか。

毎月の給料が無くなるのは不安、とか。

仕事辞めたら年齢的に次はない、とか。

もう、あれこれ考えましたよ~。


では、では、当時の気持ち、ほぼ原文で。


私は、今、62歳。正社員で頑張ってきた仕事をもうすぐ辞める。

いつ辞めるか、ずっと迷い考えていた、この頃だった。

辞めたい理由の第一は、最近は寄る年波か心身の疲労がつのるようになったこと。夕飯が終わると、疲れて眠くてテーブルに突っ伏してしまうことも日常的にある。まだ残りの家事があるというのに。

第二は、仕事をする上で忘れっぽくなったこと。さっきしたことが曖昧になり、何回も確認したり、すっかり忘れたり。要するに能力低下傾向が著しく、ため息が出てしまう。それと、ちょっとしたミスが酷く堪えるようになった。あー、私ってだめだなぁと引きずる。

第三は、仕事をすれば、必ずあるストレスの閾値が低くなったこと。気疲れだけが一人前以上な毎日なのだ。

第四は、仕事のやりがい。確かに人様に役立っているに違いない仕事なのだけれど、これからも頑張り続けたいとは思わなくなったこと。

第五は、人生の残り時間を強く意識し始めたこと。仕事という縛りのない時間を過ごしたいと思ったのだ。

反して辞めてしまうことへの不安は、ずばり収入が無くなること。

そしてわずかばかりの仕事という社会的役割を失うこと。

これらを、飽きもせず、毎日、天秤にかけては、自分の気持ちを決められないでいたのだ。

けれど、孫の誕生などもあり、子供たち夫婦の力になりたいと思い(要望があればだけど)、辞める方向に拍車がかかった。

もちろん、夫が定年後、嘱託で働いていることは、大きな安心材料である』


その後、無事に退職。

今、毎日を、ゆ~っくり過ごしてます。