友人へのクリスマスカード / 三浦しをんさんの本を読みました
友人へ送ったクリスマスカードです。
コロナ禍、友人とは、もう3年会っていません。
友人宅との距離は、電車で1時間あまり…。
以前、感染者数が減ったときに
それとなく、 会わない?
と、書いてみたけど
その件については、スルーなお返事でした。
コロナに関しては、各個人、考え方も違うしなぁ。
どうしたものかなー?
と、ほんのちょっと気がかりでいる私です。
☆☆☆☆☆
読書しました。
三浦しをんさんの
『まほろ駅前多田便利軒』です。
2006年、直木賞受賞作品。
主人公の多田と行天の、掛け合いが、とても面白かった。
誰でもが、大なり小なりそうであるように、彼らも心に傷を持っている。
友人というわけではなく、ひょんなことから、二人は日常をともにするように。
その時間は、ストレスがありながらも、お互いを、自分を、周りの人間を知る、きっかけともなっていく…。
人間関係において、どんなに順調にみえても少なからず摩擦はある。お互いのマイナス部分が見えたから、自分が不快に思うから、思ったように関係がすすまないから…。
相手の存在が重いから。
そうなると、すぐに、お互いの関係に隔たりが出来て、本気で疎遠にしたりしていないだろうか。
私には、少しそんなところがあるかも…。
でも、もしかしたら、ほんとうの意味での関係って、そこから始まるのかもしれないですね。
人との関係は、とても難しい。
難しいけれど、恐れずに、やっていこう。
そんな気持ちにさせてくれる本でした。
読んで良かったです。